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セピア色の遊園地 [本]

廃墟探索も趣味のトトロ。さんです。
最近はこんなDVDも出させていただいたりして、
趣味と割り切るだけでいいのかちょっと疑問ではありますが・・

追憶の廃墟 THE LOST PLACE

追憶の廃墟 THE LOST PLACE

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/02/24
  • メディア: DVD

一口に廃墟といっても、人それぞれいろんな趣味・趣向があるようですが、
私が特に好きなのは廃墟となった遊園地・観光地

本来、多くの人で賑わったであろう場所が夢破れて廃れてゆく・・

どうやらそのわびさびに惹かれてようです。

で、TDLのオープン以降のテーマパーク時代の到来や、
バブル崩壊以後の不景気もあってここ10年程は
特に遊園地業界は辛い状況にありました。

探索できる場所が増えてはいるんですが、廃墟好きである前に
遊園地好きでもあったりするので正直複雑な心境でもあります。

横浜ドリームランド、宝塚ファミリーランド、向ヶ丘遊園、
行川アイランド、カッパピアなど、
現在廃墟好きによく知られる遊園地
(横浜と宝塚、向が丘は単純に廃墟ではありませんが)
にはそれぞれ閉園直前にも行っているのですが、
どこも閉園となると超満員の人出だったりして、
普段からこの三分の一の人でもきていれば
あるいはなくならなかったかも知れないと思ったりもしました。

ま、自分も普段から行ってたかといわれれば・・・ですが

で、そんな消えていった遊園地の姿や往時のエピソードを綴った本が
昨年末に出版されていました。

出た当時から気にはなっていたのですが、、
先日やっと入手できたので読んでみました。

セピア色の遊園地―君も行った、僕も行った、あの遊園地・レジャーランド

セピア色の遊園地―君も行った、僕も行った、あの遊園地・レジャーランド

  • 作者: 日本観光雑学研究倶楽部
  • 出版社/メーカー: 創成社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本

著者は日本観光雑学研究倶楽部という謎の組織
道楽者で知られるシダックスの志田社長なんかも何故かメンバーらしいです。

船橋ヘルスセンター、多摩川園といった昭和期に消えた遊園地から、
横浜ドリームランド、向が丘遊園などここ数年で消えていった遊園地、
はたまた五島プラネタリウムなどまで網羅しており、
なかなかよくまとまっているのですが、
掲載物件がえらく偏っているのと、
すでにインターネット上で発表されている写真が多く、
正直私的には満足できるレベルのものではありませんでした。

というか、遊園地って人々の思い出が詰まっている場所だと思うので、
写真とか当時の園内マップとか往時を忍ぶ材料は大事だと思うんですよ。

ところがどうもビジュアルが弱い
これは致命的でした。

何百万、何千万という人が訪れた割に資料が少なかったりとか、
権利関係とかもいろいろあるのでしょうが、
もし次回があるならこの点頑張っていただきたいと思いました。

ただ文章的にはわかりやすかったです。
ドリームランドの創始者・松尾国三氏についてなどは
あまりきちんと評価されることがなかったので、
ドリームランド好きはぜひこの本を読むべき!と思いました。

あと今年の頭に惜しくも取り壊された(小山タワーの解体現場見に行った)
小山ゆうえんちも掲載されているんですが、
あの有名なテーマ曲が浪速のモーツァルト・キダタロー先生の作品と
いうのを実はこの本ではじめて知りました。

同じくキダメロディー好きを自認する放送作家・河野コタロー先生にも
電話で尋ねましたがご存じなかったです。
いやはやなんとも情けない。

つーか営業してたときは園内でCD売ってたんだから
買っておくんだったなぁと激しく後悔

キダ・タローのすべて

キダ・タローのすべて

  • アーティスト: TVサントラ, キダ・タロー
  • 出版社/メーカー: サウンドトラックリスナーズコミュニケーションズ
  • 発売日: 1992/11/21
  • メディア: CD

これにはもちろん未収録だしね。

しかしなんで北関東 または南東北の弱小遊園地のテーマ曲を
キダ先生が作ったのでしょうな?

どちらかというとその経緯が知りたいですが、
ナイトスクープにでも調査依頼しないとダメですかねえ?


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