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ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪 [映画]

河崎 実監督の最新作にして、松竹唯一の大怪獣ギララ41年ぶり復活という話題作
「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪」を見てきました。

場所は先週新装オープンしたばかり、シネコンに生まれ変わった新宿ピカデリー
初日ということもありますが、チケットがほぼ完売
一応、怪獣映画だというのに子供の姿はほとんどないというところが( ´_ゝ`)流石です。

ここ数日、夏風邪ひいてまして病み上がりだったんですが、
内容自体がほとんど病気なのでちょうどよかったかも知れません。


G8首脳が世界の今後について議論しているその最中、
突如宇宙から飛来した怪獣ギララ

サミットは急遽怪獣対策本部となり、各国首脳がそれぞれの力と伝統を生かした作戦を立案

地球防衛軍がそれを実行して戦いを挑むも負け続ける・・

そして・・

細かい内容はネタばれするので伏せるとして、
河崎監督の前作「日本以外全部沈没」を観た人はもちろん、
昭和40年代のいわゆる怪獣映画&ウルトラマンブーム時代の諸作品を観た方なら
思わず「くすっ」となる細かい小ネタがこれでもかっ!というくらい出てきて
より楽しめると思います。

そうでない方はもちろんそれなりに・・(特に特撮以外のコント部分が)楽しめるでしょう。

ザ・ニュースペーパーと稲川素子事務所のガイジン軍団の演技と
時流を取り入れたストーリーはまさにB級映画の真骨頂

中国とロシア人には見せられないというか、国際問題スレスレです。

それとウルトラセブンのアマギ隊員役以来40年ぶりの俳優復帰という
古谷 敏さん(じつは初代ウルトラマンのスーツアクターでもある)の演技が
まったくセブン当時と変わってないのも嬉しかったなぁ・・。

キャスティングは本当に絶妙です。

あと特撮

特撮はねぇ・・・。
41年前のギララと今の技術がほどよく融合してるとこがいいです。
ていうか、そのへんの使い回し方まである意味
怪獣ブーム時代の映画の作り方(フィルム使い回しまくり)へのオマージュなんでしょうね。

あとみどころとしては劇中にでてくる水野晴郎さんの姿
実はこれが遺作になってたりするんですが

本当に最後の力を振り絞って渾身の演技というか、メッセージを発されてます。

残念ながら完結できなかったシベ超なんですが、
あのスピリットを受け継げる数少ない才能が河崎監督なのかもしれません。
マイク水野亡き今、日本のB級映画を背負って立つのは彼です。

イコちゃんとかジャガーのPV撮ってる頃は(ただのヲタ臭くて)
そんな風になると思わなかったけどな。


皆さんもよろしければぜひ劇場で
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