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日本初の刑務所のラジオ生放送 DJは住職 [ラジオ・テレビ]

日本初の刑務所のラジオ生放送 DJは住職

「こんばんは。すっかり寒くなりましたね。きょうのテーマは『今年1年を振り返って』です。みなさんはどんな1年を過ごしたのでしょう」
 午後7時半、軽快な声が響き、いつものように番組が始まった。毎月1回、月末の月曜日に放送される富山刑務所内限定のラジオの生番組「730ナイトアワー」だ。DJを務めるのは地元の曹洞宗「清源禅寺」住職、川越恒豊(67)。「方丈豊」という名で、昭和54年の放送開始以来29年間、1度も休まず続けてきた。

番組は、受刑者がリクエスト曲とともに添えてくる200字以内のコメントを紹介しながら進められる。
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裁判員制度実施まで半年となり、
候補者の方への通知も届きだして、
あちこちのトップニュースになっている中でこんな記事がでていました。

実はこうした刑務所の中だけで流される受刑者向けラジオ番組
今では全国各地で行われています。

この富山の方はその元祖であるようでまもなく30周年ということですが、
最近ではその地域にあるコミュニティFM局とかが委託されて
ボランティアで請け負っているケースも多いです。

東京の府中刑務所では調布FMが

府中刑務所の地元に近い「調布FM放送」(調布市)のパーソナ
リティ長谷川理沙さんは、同局チーフディレクターの岩松真也さんら
と、月1回、刑務所内講堂裏に機材を持込んで、臨時スタジオを
開設、リクエスト番組「けやきの散歩道」を放送している。

 受刑者からのリクエストカードの氏名欄は、黒塗りで伏せられ、
イニシャルが記されている。また紹介されるカードは刑務官が選ぶ。
しかし長谷川さんは、「全員の意見を聞きたい」と毎月寄せられる
300枚近くのすべてに目を通す。

中略

「従来の慰問は、どこか“一方通行”になりがち。
受刑者が思いを“キャッチボール”できる場があれば」と刑務所内でラジオ放送構想が持ち上がった。

和歌山でも同じく地元のFMマザーシップが

同局は「思い出の曲に触れ、1日でも早く社会に復帰したいと思うきっかけになれば」と話している。
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ラジオがもつ、パーソナルなメディア・限定された双方向という特性が
見事に生きている実例ともいえるこれらの放送ですが、

放送とはいいつつも、
あくまで刑務所内の慰問活動の一環として行われているもので、

受刑者の個人情報の問題とか、
外部との通信に使われてしまう可能性とかあって、
(北朝鮮の暗号放送みたいに音楽がメッセージになってたりとか)

外では一切流せないことになっているんですけども、

実は犯罪を犯し、服役して罪を償っている人たちが
今、何を考えているのか?

彼らの本音を知ることができるという点でも貴重な機会なので
何らかの方法で一般も聞けるようにしてもいいんではないかなと・・
個人的には思っています。

特に裁判員制度もはじまり、
今までのようにどこか「くさいものにはフタをしろ」的というか、
犯罪者を遠くて異端な存在であるかのように見るだけでよいのか??
という気もしますしね。
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コメント 1

teru

規範マナーをまもって仕事ばりばりやってがんばってます。

by teru (2009-11-22 03:45) 

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