虚構と現実が混じった映画UDON [他サイト言及]
先日レポートを書いた映画「UDON」
映像の仕事してるのに、基本普段引きこもりにつき、
画館などあまり行かないITジャーナリストの
荒井貞雄氏も見てきて自サイトで酷評されております。
ま、題材も地味だけに映画的に膨らますには仕方なかったんだろうけど、
堅実に「うどん」映画している前半と比べて、
後半は「うどん」じゃなくても成立するだろ!って指摘は確かに同意。
(ま、私はべたべた見え見えが嫌いじゃないんで酷評しませんけどね。)
で、何でそうなっちゃったのか?というと、
この映画には原作小説はないものの元となった実話があるからなんですよ。
ちなみにそのモデルはこちらは廃刊になることもなく
現在も出版されている地元香川のタウン誌「タウン情報香川」であり、
そこから派生・独立し、今やさぬきうどん界の権威と化している麺通団です。
映画に出てくる「タウン情報香川」ならぬ
「タウン情報さぬき」編集部の面々=麺通団のメンバーの設定には
実際の話がかなりフィードバックされています。
中盤までは結構しっかりそれを描いているのだけど、
後半は完全にドラマに徹しちゃってるのが、違和感あるんでしょうね。
映画批評サイトを見ていても非常に評価が分かれてますし、
正直かなり好みが分かれる映画なのかも知れません。
P.S
ちなみに私は「ゲリラうどん通ごっこ」が話題になり始めた92年に
香川の地元ラジオ局西日本放送の番組に出演させていただく機会があり、
何回か高松に行きました。
そのとき仲良くなったADの方が西日本放送だけでなく、
「タウン情報香川」の発行元ホットカプセルでバイトをされていて、
その縁で「ゲリラうどん通ごっこ」後の「おそるべきさぬきうどん」を知りました。
一度編集部にもお邪魔したことがあり、
麺通団員でもあったその方に連れていってもらったお店で
かまたま、生醤油などのさぬきうどん文化の洗礼を浴びせられました。
そのときの衝撃はいまだに忘れられません。
映画前半で描かれる熱気溢れる かつ 妙にフレンドリーな編集部の
空気は私の記憶する当時の編集部をかなり忠実に再現してると思いました。
その方が今どうされているか気になります。
もう一度お会いできたら御礼が言いたいです。
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