ブログに見る自分の番組への評価

ブログが普及して５年位になるけど、
検索、RSSの発達もあって、今はほぼリアルタイムで
自分が関わった番組についての評価・感想を知ることができるようになりました。

今までだと知り合いだとか、放送局が契約している
一般モニターの反応＋お便り・お電話をいただく熱心な視聴者の声くらいしか
わからなかったわけだけど、

ブログや２ちゃんねるなんかだと
彼らは別に誰に頼まれたわけでもなく、
自分の気分で書いているわけなのでほぼ本音と思えます。

もちろんよく書かれていれば嬉しいし、
悪く書かれていればそれぞれの意見をよく読んで
落ち込みながらもその人がどうしてそう感じたのか考えます。

もちろん中にはまったくの勘違いというか、
番組の一部だけを見て誤解したままの人とかもいて、
本当は「それ違うよ」って訂正したくなっちゃったりもしますけど
もちろんそれはしません。ただ読んでるだけです。

さらに中には少ないながらも鋭いというか、
こちらが意図していたことを全て見通した上で、
さらにこうすればもっとよくなるという建設的な案を示してくださる方もいたりしますね。

そういうブログを見るとホントにドキッとさせられます。

放送局が今までどこか十把一絡げ的に見ていた視聴者というものが、
実はそうではないんだと作り手側もようやく意識してきつつあります。
(とはいえまだ旧世代の上から目線の人も多くてうんざりすることもしばしばありますが）

地デジ移行や、経済状況とネットの台頭により民放が経営難に陥りつつあるなど
テレビはおそらくこれからの５年で、
その役割や作り方が大きく変わっていくことになると思いますが、

きっとその中で少なくない影響を与えるのは
こうした皆さんのブログや掲示板への書き込みかもしれません。

かといって、ただそれに迎合するわけではなく、
作り手としてはいい意味で裏切っていくよう頑張りたいですね。

・・・なんでこんな日記書いてたのかといえば、
ここ最近手がけた番組に関する感想のログを先程ざーーっと読み終えたからでした。
斜め読みでも二日かかったよ（苦笑