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3分1575円で自分提供の自作自演番組が放送できるラジオ局 京都三条ラジオカフェ [ラジオ・テレビ]

以前にも当ブログでちらりと紹介したことがありますが、
京都のど真ん中に自分でお金を払って、放送枠を買い取り
自作の番組を放送できちゃうという
ありそうでなかった斬新な地上波ラジオ局があります。

その名も京都三条ラジオカフェ
これが公式サイトですよ奥さん

いわゆるコミュニティFMの一つですが、

元々制度が始まった(92年)当初は
半官半民というか地元の自治体と企業がお金を出し合って作り、
地元の企業にスポンサーになってもらって運営するという
既存の民放局のミニチュア版として考えられていて、
それなりに増えたのですが、

長引く不況と地方衰退で立ちゆかなくなるところが続出
実に七割以上が赤字経営

自治体色が強いとこは税金による赤字補填が問題になったり、
今、流行の天下りの温床となってしまい、
放送のこととかわかんない人が経営者になって、
ますます駄目スパイラル全開・・

そのうちどんどん潰れるところがでてきちゃって、
(中には計画にむりがあって自滅したとこも多数ありますが)

はてさてどうする?という中、
だったらこうすればいいじゃん!と新たに現れたのが、
このラジオカフェを始祖とするNPOによる運営、やりたい人から金とればいいじゃん!
という方式のコミュニティFM局

はじめてみたら案外これが「私も放送やりたーい」って人続出で、
3分1575円から枠が買えるというユニークさから
放送枠も結構売れていて番組数も半端ない数がある。

中にはわざわざ関東から京都に移住して、
自分提供・制作番組を放送している定年退職世代の人がいたり、

修学旅行で京都にきたついでに「思い出」として
みんなでお金を出し合って番組を放送した中学生がいたり・・

こんなの今まではあり得なかったよね。

ただ既存のコミュニティFMやマスコミからはどちらかというと批判も多くて、
公共の電波、公正中立な放送という概念が守られるのか?といった正論から、
電波カラオケボックスじゃねえの?といういちゃもんに近いものまで中身もアレコレ

コミュニティFMの業界団体も既存のものと、
ラジオカフェがはいってるものと二分されてる状態。

ま、賛否両論はありますが、
既存の民放だって今やどこも大赤字で
金払ってくれるならサラ金でも、通販会社でもいいよーって枠切り売りしてる最中、
本当に批判する権利なんかあるのか?という感じがする昨今だったりもするわけですよ。

ちなみに私からすれば
勝手に自分で電波出してラジオ局を10年近くやってた経験があるもので、
そもそもこの値段設定にもちょっと疑問を感じなくはないですが、

ま、安すぎても高すぎてもいけないってことなんだろうなと・・
(昔、コミュニティFMの仕事してたとき一番困ったのがボランティアだったのですよ。
最初は熱意あっても、タダでやってあげてるのに・・ってなっちゃうのよね。)

実際に需要もあるんだし、こういうビジネスモデルはありなんじゃないの?
とは思って、認めています。

ただ思うのはせっかく金出してまで
わざわざ自分のラジオ番組やってるからには
それ自体が目的・目標になるのではなく、
その先に何を伝えたいの?ということをきちんと考えてやってほしいなと・・

私ならそのうちに「そのお金、私に出させてください」って人が現れるような
そういう放送をしたいもんね。(w

美容師が修行中はタダでいいからカットモデルになってくださいって言うけど、
プロになったら、みんなそれなりに対価払うの当たり前でしょ?

たとえばあんな感じでさ

で、そんなラジオカフェさんを、
現在黄門様のように全国行脚の旅に出ているモーリー・ロバートソン氏に紹介したところ、
今日さっそく訪問した模様で、さらにそこからインタビューを動画生放送してました。


上記に書いたようなことを、実際にその場で関係者に聞いているので興味がある人は見てください。

これが絶対!なんていうつもりはないけど、
次世代のメディアのあり方の一つだと思います。

そしてそういう意味では、これと同じようなことをすでに20年以上前に実現させていた
千葉の輝けるスタァ・JAGUARさんって改めてすごいと思いました。


後世からはもっと評価されていいと思うね(今は?)



しかもジャガーさん、今もラジオやってるし・・。
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