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iモードはガラパゴス化の入り口だったのか? [日記]

最近よく言われるガラパゴス化現象

この場合、日本は優秀な技術を持っているのに
世界市場の中でシェアをとれず取り残されているという状況を
指しておりまして、

ハイビジョンテレビの方式だとか、
地上デジタル放送の方式だとか、
多岐に渡っているのですが、

その代表格と言われるのが携帯電話です。
日本でずっと暮らしている私たちにとって
別に「だから何?」って話ではあるのですが、

日本の携帯電話は世界一小型で多機能高性能!!
でありながらも、日本メーカーは世界市場でシェアがとれない。

何故だ!by 岡田 茂

=日本の携帯電話の周波数、規格が海外のそれと違い、
互換性がほとんどなかったのでせっかく作った電話機もそのままでは売れないから

以前はこのおかげで逆に日本国内の携帯電話はほとんど国内メーカーが独占!
というメリットもあったのですが、
逆に日本国内で携帯がひとしきり普及して伸びが鈍くなると

メーカーは新しくてすげー性能の携帯を作ってもあまり売れず、
これからもそれを進化させていくためには
市場を海外に求めるしかない!

けど、互換性がないし、海外市場とはニーズも違う
その上、すでにNOKIAなど大きなシェアを持っているグローバル企業と
渡り合っていかねばならない・・・

頑張って海外進出するも振るわず、
シェアをもってる会社と合弁にしたり、撤退したり・・

日本メーカーは結局大苦戦

互換性の問題は3Gになって若干解決はしてきたのですが、
それでもいまだに3Gの携帯は主力のGSMに比べると使える国・シェアも低く
(日本はすでに3Gに移行しきって、さらに次世代とかいってるわけですが)

あんまり美味しい商売になってない・・

かくして日本の携帯はガラパゴスと言われるようになってしまったわけです。

で、最近、地上デジタル放送と合わせて総務省は電波の再編を推し進めており、
携帯電話についても周波数の割り当てなどが議論されているのですが、

その委員会にてこんなやりとりがあったそうで・・

「ガラパゴス化の張本人と言われ悔しい思い」、周波数委で元ドコモの夏野氏

慶応大学の特任教授であり、
ネットユーザー的にはニコニコ動画のニワンゴの取締役として
最近はかなりはじけた格好で
芸人みたいなことまでしている夏野 剛さん
ひろゆき&夏野氏の仮装
(写真右側)

この方、99年にiモードを立ち上げた張本人なわけです。

iモードといえばケータイ用のインターネット利用を今の形にした大革命だった
わけですが、

世界的には相当行きすぎたサービスだったらしく、
別にいろいろ買えなくてもいいし、銀行になんなくてもいいし・・というような
海外の国ではあまり受け入れられず、

docomoが国内で儲けた金で海外展開を推し進めようとするも、
見事無残に敗退してしまったという苦すぎる歴史があるんですけども、

でも別にiモードが普及した=ガラパゴス化の張本人というのは
ちょっと言い過ぎだろうと思うのですよね。

夏野さんも主張されているように
そもそもは国際的な流れに逆らった独自規格・周波数にしてるのが悪いだろうと

あわよくば日本方式を世界に売りだそうとした輩が悪いのでは?と思うわけで・・

で、ユーザーの声を取り入れるでもなく、
またまたお上が勝手に自分の都合で周波数割り当てを進めていく

電波=お上のものを格別の配慮で分け与えて下さってる 状態が続いているんで
すよね。

原口総務大臣は実に半世紀ぶりで電波法なども見直していくと発言されてますが、
いい加減、この無計画かつ利権が見え隠れするやり方を改めてほしいなと思います。

・・・という話を、昨日TwitterでラジオNIKKEIのwebmasterの中の人と語り合っていたのでした。
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PAKU

実際、原口さん自分の手柄みたいな勢いだけど、
この方針は前政権時代からの既定路線なので、
あまり大きな顔をしhて、大きな口を叩かない方が…
とかなんとか。
by PAKU (2010-03-12 21:22) 

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